Monday, August 1, 2011

非常勤講師の充実感

ここ数年、大学の非常勤講師をさせていただいています。
大学院の講義であり、学生は、自分の意思で出席しているにもかかわらず、
例年この時期は夏の最中で早朝というタイミングもあって、居眠りなどをしたりして、
どうみても聴講意識の高くない学生もいたわけです。

そこで今年は、他の先生と相談し、通常の講義の他に、それを応用した
学生参加型のアイデアの製品企画づくりをやってみました。
驚いたのは、せいぜい15分から20分ぐらいの短時間でありながら
出席学生の7割以上がうまく企画案をまとめてくれたことです。

2つほど、紹介を聞いたのですが、なかなか良かったです。
他の内容はこれから企画書をじっくり見せていただこうと思っています。
彼らの真剣なまなざしや、力の入れ具合から、良いアイデアになっていると確信しています。

まんざら、日本の学生も捨てたものではないと少し嬉しくなりました。

Monday, July 11, 2011

アンドロイド3.0のタブレット

Android3.0が動くタブレットを会社で購入し、早速動かしてみました。
USBメモリやUSBキーボードがサポートされたようで、ちょっと興味がありました。

結果からいうと、USBメモリはちゃんと動くのですが、キーボードが不安定です。
ひょっとすると電力の供給不足かもしれないのですが、ドライバというものが必要になる宿命を
背負ったことは、間違いありません。Windowsの時の影がよぎります。

また、この種のAndroidのタブレットというのはスマートフォンと違って、操作用のキーが
前面にありません、個人的な感想としてはこれが操作を大きくスポイルしてしまっています。

もう一つ、アプリの連携性や操作の統一感が感じられません。
Androidには開発したソフトウェアのベースとなってくれるのを大いに期待しているのですが、
このままでは技術として興味を持ってくれる人はともかく、普通のユーザにとっては、
ライバルのiPadの方が一日の長というより、二日くらい差をつけている気がします。

やりながら進んでゆくというコンセプトは、Googleらしいのですが
今回はそれが受け入れられてゆけるかどうか気になります。

Monday, May 30, 2011

サーバ機の省エネ対策

 メーカ各社は、サーバ機の省エネ対策でいろいろな工夫をしてきているが、その中でもHPでは力をいれていると思います。1つは、Power Regulaterという機能で、利用率をソフトウェアが検知して動作クロックを変更するものです。これは、無駄な電力をさけるという意味で理解できるし、ノートパソコンなどでも行われたステッピングテクノロジーと同じように合理的なものである気がします。

もう一つの主張は、Dynamic Power Cappingです。サーバの使用電力の上限をキャッピング(頭打ち)し、上限を超えた場合は、強制的にクロックを低下させて設定値内に制御する技術と言われています。しかし、これは強制的にそうさせるというのなら、せっかくあるサーバのリソースを無駄にするということにも繋がりかねないと思います。本来、そうする前にサーバで稼働しているソフトウェアを本当に必要なものだけに限定してから行うべきものであると考えるわけです。利用者にとっては、不要なソフトウェアを教えてくれる方が良いのですが、現実今の仕組みでは、どれが必要でどれが不要かを判別するのはなかなか大変なことです。

HPは本音ではそう言いたいのかもしれませんが、そこにメスを入れないでハードだけ供給してお茶を濁すというのは、ちょっと乱暴な省エネ対策ではないかと思うのです。最初からパフォーマンスの低い、消費エネルギーの低いサーバを導入すればすむという論理も成り立ちます。

それ以上に必要なのは、ソフトウェアごとの消費エネルギーのランキングとかを利用者に提示する方法だと思います。
シミュレーションでは、この値を正確に出すのは難しいので、実測を関係させる必要があります。
ただ、サーバ機はクライアント機に比べればやりやすいかもしれまん。このあたりを今後考えてみたいと思っています

Wednesday, April 13, 2011

Twitter Update

このページのTwitter Update が知らないうちに反映されなくなっています。

bloggerのバグなのでしょうか。

Monday, March 14, 2011

何ができるか。

日本が未曾有の災害に見舞われている。
情報の技術で何が貢献できるか。。。
この2日間考えてみても、簡単には良いアイデアは浮かんできそうにない。

ネットワークの技術や、組み込みや、センサーや。。。。うーん。

しかし、もう少し考えてみると
今更あたりまえだと言われるかもしれないが、他の人たちの持っているものや技術を組み合わせて考えれば、
もっとスコープが広がるということにたどり付いた。

あまりにも自分達の視野が狭い、まさにIT技術屋が陥りがちの道に入り込んでしまっている。
お役に立つことをまず少しでも優先しよう。原点はそこですね。
差別化やビジネス化はそれからあとでもいい。そう考えると気が楽になってきた。

Sunday, February 27, 2011

本の重み

最近、本を購入しても値段相応という価値が感じられない。
それだけ感受性が鈍っているのかもしれないが、やはり本の内容が薄っぺらくなっていることが多い気がしている。

HowTo本はほとんど読まないけれど、普通の本だと思って買ったものが、実は内容がそれに近いという経験も多い。
書いている作者が無意識のうちに、表現したいことがHowTo情報よりになっているとしたら怖いことである。
どれを読んでも、金太郎飴のように押し付けられたノウハウでなく、考えさせてくれるような本に出会いたい。

Tuesday, February 15, 2011

デザインとコストの意識

テレビはあまり見ないほうなのだけど、昨日のプロフェッショナル 仕事の流儀はつい最後まで見てしまった。
デザイナーの石岡瑛子さんを取材した内容で、とことんまでその細部にこだわりつづける姿勢に圧倒された。

番組では、71歳という年齢を感じさせないということを強調していたが、それよりそのキャリアと年齢だからこそ
こだわることの価値がますます滲み出てくる気がした。

若い人で経験が少なければ、こだわりはそれくらいにしてコストを意識しろと言われたら、徹底的に反抗するか、
すごすごと引き下がるかというケースが大半ではないかと思う。自分の主張と周囲のバランスをとり、そのぎりぎりまで
引き下がらない。

そうだ、これまでにはこんな方法があったよと、久々に気付かされた。
採用か不採用、一番とそれ以外、何か最近のロジカルに決めないといけない風潮をこんな目で見直すのも悪くない。

Thursday, February 3, 2011

ルーチンワークの賞味期限

毎日同じルーチンワークの中に自分を埋没させるのは、危機だという意識をもつべきだと思う。
そのワークがうまくいっているうちは良い。けれど、山登りと同じで気持ちの良い頂上に長く留まっていて、
下山時間がなくなったらどうなるかを意識すると、さっさと行動にとりかからないと助かるすべはないことに気がつく。

ベンチャー企業は未踏の領域で活路を見出すことが使命だけれど、生き残るための自律行動がないと難しい。

Wednesday, February 2, 2011

久しぶりにブログ

自社製品のスマートタップUWmeterを使って、会社の中の色々な機器の電力の測定を始めた。
電力が変化しないものを測定してもなかなか興味が湧いてこないが、機器の操作によって電力の値が
変わったり、使用時と待機時で変動があるものは、なかなか面白い。

計測するだけであれば、単調である。
面白くやることが継続する近道なので、どうやったら楽しいことができるかを考えてみたい。
でもやはり、自分だけで盛り上がっていてもつまらないので、他人を巻き込むのが良さそうである。